効果的なワークショップ型の研修を作るには?ビジネス場面での活用方法を徹底解説! | Marketing Town(マーケティングタウン)
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効果的なワークショップ型の研修を作るには?ビジネス場面での活用方法を徹底解説!

ワークショップ型と呼ばれる、受講者主体の体験型グループ学習がビジネスにおいても研修などの場面で活用が進んでいます。ワークショップ型の研修は受講者が積極的に意見交換や疑似体験を行うため、従来の講義型研修よりも実践的な知識を獲得することが可能となりました。

 

本記事では、ワークショップの特徴を研修に活かすために必要な工夫ポイントを具体例を交えて紹介します。

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ビジネス場面におけるワークショップとは

 

 

ワークショップとは、参加体験型のグループ学習を意味します。元々は、芸術分野において発展した学習方法ですが、近年では人材育成に関わる幅広い分野で活用されています。ワークショップの特徴は、受講者が主体的に意見交換や問題解決などの協働活動を行い、実践的なスキルを身に付けられる点です。そのため、この特徴を活かした「ワークショップ型研修」が研修市場では浸透しています。

 

セミナーとの違い

 

セミナーは、講師が一方的に教える講義型の学習方法を指します。大勢の受講者に均一な情報を伝えるのに適している一方で、セミナーの内容に趣向を凝らさなければ、受講者は受け身かつ退屈に学習をしてしまいがちなのが特徴です。よって、体験型学習をベースにしたワークショップとは正反対といえます。

 

そのため、近年ではワークショップとセミナーを組み合わせ、お互いを補完できるような学習機会が多く作られるようになりました。インプット(セミナーによる)とアウトプット(ワークショップによる)を繰り返すことで、高い学習効率が実現しています。

 

グループワークとの違い

 

グループワークは、与えられた目標を達成するためにチームのみで協力して結果を出し、それを第三者が評価するものです。対して、ワークショップは目標を達成する過程においてファシリテーターという進行役兼サポート役が存在します。その手助けを貰いながら実践するという点で僅かながらに異なっています。

 

 

ワークショップを研修で活用した具体例とは

 

新入社員研修や次世代リーダー研修など、それぞれの階層や立場にある人が自分や他者の仕事をより理解するためにワークショップを行うことが多くあります。

 

例えば、弊社研修サービスの「マーケティングタウン」も自己理解・他者理解を促すワークショップ型の研修の一つです。マーケティングタウンでは、ゲームという仮想の空間を用意することで、現実とは切り離された疑似経験を提供しています。それにより、受講者は経営の全体構造の把握とその一部としての自分の仕事を認識することができます。

 

好きなだけ試行錯誤できる安全な環境での学びが、ワークショップ型の研修の大きな特徴といえます。現実では練習の機会が制限される場合でも、疑似空間があれば何度でも繰り返しでき、失敗もしていいため、現実では試せないことを実際に行いながら学習できます。

 

このことから、業務の改善やプロジェクト進行などにおいて、ワークショップを行うことで課題の本質を探るなどのケースも存在します。「新規事業のアイデア立案」「商品サービスの効果的な販売方法」など、ワークショップを行うことで、現実に沿った具体的なアプロ―チを可能にします。

 

ワークショップを研修で活用するメリットとは

 

 

ワークショップは、様々な知識を身に着けるだけではなく、受講者同士の対話を促進し、双方向型のコミュニケーションを可能にします。そのため、受講者は受動的ではなく積極的に研修に参加することができます。また、双方向型のコミュニケーションは、研修の緊張感や憂鬱なイメージを払拭し、自発的に参加するモチベーションを掻き立てます。

 

効果①|自らの体験に基づいた学びを深められる

 

講師の話を聞いてなんとなく理解するのではなく、自らの経験に基づいて自分事として理解を深めることができる点はワークショップの大きなメリットといえます。経験としての記憶(ストーリー、疑似体験、会話など)は、知識としての記憶(考え方、フレームワーク、事例など)よりも長期記憶として残りやすく、学習定着率も高くなります。

効果②|チームコミュニケーションやリーダーシップが身につく

 

ワークショップでは、セミナーのように一方的に講義を聞くのではなく、周囲との協働が求められるため、受講者には自然と当事者意識やリーダーシップが求められます。メンバーの意見に耳を傾け、目標に向かって団結することで、チームコミュニケーションも身についていきます。

効果③|他者との交流を通して複数の視点を獲得できる

 

講義を通して学ぶ場合、基本的には講義のシナリオに沿って学ぶこととなります。体系立てられた知識を短時間で学べる一方で、異なる視点や本筋に関連する程度の情報は切り捨てられており、あまり知ることはできません。ワークショップでは、グループディスカッションやシミュレーションなど他者との交流を通して、自分以外の様々な価値観に触れることができます。それが、結果的に、多角的かつ高い視座の獲得へ繋がります。

 

ワークショップを研修で活用するポイントとは

 

ワークショップのメリットは、「他者とのコミュニケーション」から生まれるものです。これを最大化させるためには、チームの積極的参加や意見を否定しない場づくりは必要不可欠です。相手の意見を受け止め、固定概念に捉われない柔軟な発想を生み出せる空間作りを主催者側は意識する必要があります。

 

進行役として優れたファシリテーター

 

ワークショップでは場を回して上手くまとめる、ファシリテーターの役割が非常に重要です。ファシリテーターのスキルによって、ワークショップの満足度が左右されるといってもいいでしょう。良いファシリテーターの基準として以下の条件は最低でも満たしている必要があります。

 

・話し合いの場を上手く調整しリードできる

・参加者の不安や疑問に対して的確に対処できる

・チームの状況を俯瞰的にみることができる

 

ファシリテーターは、受講者の作業がはかどっていない場合や緊張して上手く話せていない場合に、伴走して問題を解決する姿勢が求められます。また、議論が上手く進んでいるように見えても本来の目的から横道にそれてしまうことがワークショップではよくあります。そこで、適切な声掛けをして上手く軌道修正を行うこともファシリテーターの重要な役割です。

 

社内でファシリテーターを決める際には、直属の上司や採用時のコミュニケーション窓口となりやすい人事などが適役でしょう。なるべく受講者と接点のある人物を選んだ方が、受講者・ファシリテーター両方にとって安心した空間を作ることができます。

 

心理的安全性が保たれた雰囲気

 

ワークショップは参加体験型のグループ学習であるため、意見を絶え間なく出し合うのが理想ですが、考えたことをすぐに発言することが難しいと感じる人も当然いるはずです。受講者が安心して意見を出すためにも、雰囲気作りは重要です。

 

雰囲気作りの一つに、アイスブレイクがあります。ワークショップ開始時に、簡単なゲーム等を行うことで、受講者の緊張を軽減させることが可能です。例えば、普通の自己紹介を「他己紹介ゲーム」「共通点探し」にすれば、会話のきっかけを作り出すことができます。

 

その他に、ワークショップ中、ポジティブなフィードバックを心がけたり、感謝の気持ちを見える化させるようなファシリテーターの働きかけによって、心理的安全性は保たれていきます。

 

受講者が安心して発言できるような工夫を凝らすことで、コミュニケーションがとりやすくなり、ワークショップがスムーズに行えるようになるでしょう。

 

ゲームを用いて受講者の積極性をさらに増進

 

 

ワークショップ型研修は、従来のセミナー型研修に比べて高い学習モチベーションを促します。このワークショップにビジネスゲームを用いることで、受講者のモチベーションさらに高まります。ビジネスゲームとは、ビジネスを直接的・間接的に疑似体験できるシミュレーションゲームを指します。そして、このビジネスゲームを学習目的で用いたものがビジネスゲーム研修です。

 

ビジネスゲーム研修は、ゲーム本来の持つ楽しさから研修に対するワクワク感を引き出します。ビジネスゲーム研修で用いられるゲームは、レクリエーションとしての一般的なゲームだけではなく、専用に設計されたゲームを用いるケースもあります。

 

ビジネスゲーム「マーケティングタウン」

 

「マーケティングタウン」は体感型アクティブ研修と呼ばれるビジネスゲームです。企業研修の場面で用いられており、受講者は楽しみながら経営に関する学びを得られます。

 

マーケティングタウンでは、各プレイヤーが仮想の経営者となり、毎回変化する市場で会社経営を行います。市場環境、プレイヤー間競合、財務状況などを意識しながらプレイする本格派ビジネスボードゲームであるため、新入社員研修から管理職社員研修まで幅広く活用することができます。

 

特に、オンライン版の「マーケティングタウン ザ・チーム」では、各メンバーが事業マネージャーとしてチームで経営を体験するため、コロナ禍でなかなか体感型の研修を行うことが難しくなっている状況下でも常に効果的で、チームとしてのマネジメントスキルが身につきます。

 

さらに、マーケティングタウンは、専属プランナーが企業ごとの課題感や目的に合わせてプログラムをカスタマイズを行います。それぞれ会社が持つ企業研修の目的やイメージに合うオリジナルプログラムを作ることも可能です。

 

まとめ

 

本記事では、ワークショップ型研修について解説してきました。ワークショップは参加体験型のグループ学習ですが、それを実現するにはファシリテーターや雰囲気、独自の工夫が必要なことが分かりました。

 

Marketing Townは、従来の講義型の研修よりも学習効果の高い研修となっています。全国どこからでも参加可能なオンライン研修のプログラムもございますので、関心のある方は下記リンクから詳細をご確認ください。

 


 

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