お役立ち情報
チームとしてのマネジメントをどのように行えばいいか考えている方は多いのではないでしょうか。今回紹介するチームビルディング研修は、ゲーム感覚で楽しみながらチームワークを高めることのできる研修です。最近では、そんなチームビルディング研修も新型コロナウイルスの影響でオンラインでも実施させるようになってきました。
本記事では、そんなチームビルディング研修の目的やオンラインとオフラインによる違いを中心に紹介していきます。「チームビルディング研修を設計する際のポイント」「オンラインとオフラインによる違いは具体的に何なのか」について知りたい方はぜひご参照ください。
- チームの結束力を高めて成果を出したい
- チームメンバーのスキルを確認したい
- オンラインのチームビルディング研修を検討中
目次
そもそもチームビルディングとは
チームビルディングとは、各メンバーが能力や経験を最大限に発揮してチームとしての目標を達成するための取り組みです。しかし、単にメンバーが集まるだけではチームとして機能しません。チームビルディングでは、異なる考え方や能力を持つメンバー同士が、お互いを認め合って多様性を築くことが重要なポイントです。
有名なチームビルディングの理論に「タックマンモデル」というものがあります。心理学者のタックマン氏はチームを形成しただけでは機能しないと主張し、このモデルではチームの成長段階を5つのフェーズで説明しました。
タックマンモデルでは、チームの形成から終結までを分かりやすく説明されています。チームビルディングについて理解を深めるためにぜひ導入の際には確認をしましょう。
チームビルディング研修の目的とは
チームビルディング研修の目的は主に3つあります。以下では、その内容をそれぞれ説明していきます。
①チームとしての生産性向上
1つ目は、チームとしての生産性向上です。チームビルディングによって、メンバーはチームとしての目標・各メンバーの能力やスキルを明確に認識できます。そのため、自分や相手の力を最大限に引き出して、目標達成に向けて取り組むことができます。結果として、個人はもちろん、チームとしての生産性の向上が期待できます。
②コミュニケーションの活性化
2つ目は、コミュニケーションの活性化です。コミュニケーションが不足していれば、各メンバーの能力やスキルを活かすことは難しく、無駄なコミュニケーションコストも発生します。チームとして動く際には、まずはお互いを知ることが必要不可欠です。さらに、上司とのコミュニケーションも活発になれば、自分の意見を臆することなく発言できる社風へと変化するでしょう。
チーム内のコミュニケーションに強い課題を感じている場合は、コミュニケーション研修を検討するのもおすすめです。以下の記事では、コミュニケーション研修について具体的に紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
コミュニケーション研修とは?ビジネスゲームを用いた研修も紹介!
③会社全体の目標共有
3つ目は、会社全体の目標共有です。会社のミッションやビジョンを普及させる場としてもチームビルディング研修を活用するのも有効です。特に、新卒社員や中途社員のような新しいメンバーに対して、新卒研修や新プロジェクトの際に導入すれば、個々人が会社の目標を意識して働くことに繋がるでしょう。
チームビルディング研修の効果とは
チームビルディング研修の効果は以下のようなものが挙げられます。
・メンバー間で信頼感や結束感が生まれ、一丸となって目標達成に取り組むことができる。
・困難な課題に対しても、各メンバーが主体的に行動して課題の解決ができる。
・会社の目標を理解し、意思決定の判断軸を得ることができる。
チームビルディング研修には大きな効果があることが分かりましたが、注意しなくてはいけない点があります。それは、チームビルディングによる効果が現れるには「タックマンモデルにおける5つのフェーズをクリアする必要がある」ということです。チームとして機能するにはステップがあるため、研修を選ぶ際には意識しましょう。
チームビルディング研修のポイントとは
チームビルディング研修を成功させるポイントに以下の二つが挙げられます。研修内容と研修形式のそれぞれを理解し、自社に適した研修を選ぶようにしましょう。
・研修内容・・・タックマンモデルのフェーズに合っているか
・研修形式・・・ただ楽しいだけになっていないか
まず、研修内容がタックマンモデルのフェーズに適しているかどうかです。タックマンモデルには5つのフェーズがありますが、研修の対象となるチームがどの段階にあるかによって研修のアプローチも変わってきます。例えば、チームが形成期にあった場合、とにかくコミュニケーションの量を増やすことが大切とされています。ただし、チームが形成期より上のステージに上がると、ただ量を増やすことは有効ではありません。つまり、それぞれのステージにあったアプローチの方法があるため、チームの状況と研修の内容が対応しているかどうかは確認が必須です。
次に、研修形式がただ楽しいだけになっていないかです。チームビルディング研修には、野外でキャンプを行うなどの研修がありますが、そのような研修でも、感じたことが学びへと転移されるようにファシリテーターの学習支援や講義の時間がしっかりと確保されているかがポイントとなります。
オンラインでのチームビルディング研修について
新型コロナウイルスの影響で研修もオンライン化が進んでいます。しかし、オンラインのチームビルディング研修はオフラインとどう違うのか気になる方も多いのではないでしょうか。オンラインのチームビルディング研修はメリットもあればデメリットもあります。
例えば、オンラインのメリットとして、発言がしやすいという点があります。対面で人と話すことに抵抗のある人にとっては、オフラインよりも話しやすいといえます。また、同じ画面上にメンバー全員が表示されるため、一人一人の発言が尊重されやすいという特徴もあります。
一方で、オンラインのデメリットとして、雰囲気が掴みづらいという点があります。参加者にとって、オンラインでは相手の雰囲気を読み取ることが非常に困難です。また、主催者にとっても、各グループを移動するのに時間がかかってしまい、全体の雰囲気を把握するのが難しいという特徴があります。
チームビルディング研修のオンラインとオフラインの違いを紹介しましたが、実際には変わっていない部分も多くあります。例えば、最近ではオンラインでもスムーズに行うことのできるゲームが研修に組み込まれたりと様々な工夫がなされています。オンラインのチームビルディング研修を考えている方は、様々な視点から研修の内容を見てみましょう。
そこで、オンラインのチームビルディング研修の一例として、ボードゲームを通した体感的アクティブ研修の「マーケティングタウン」を紹介します。
マーケティングタウンでは、各プレイヤーは経営者となり、毎回変化する仮想の市場で会社経営を行います。市場環境、プレイヤー間競合、財務状況などを意識しながらプレイする本格派ビジネスボードゲームであるため、新入社員研修から管理職社員研修まで幅広く活用することができます。
このオンライン版である「マーケティングタウン ザ・チーム」では、各メンバーが事業マネージャーとしてチームで経営を体験するため、コロナ禍でなかなか体感型の研修を行うことが難しくなっている状況下でも常に効果的で、チームとしてのマネジメントスキルが身につき、チームビルディング研修として使用することが可能です。
まとめ
本記事では、チームビルディング研修を成功させるポイントについて解説してきました。チームビルディング研修は、単にメンバー仲良くなるだけの研修ではなく、お互いを理解し合い目標達成を行うための研修です。オンラインによる、チームビルディング研修に不安を覚えていた方も改めて、この機会にチームビルディング研修の導入を検討されてはいかがでしょうか。
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