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マーケティングタウン研修は、従来の講義型研修とは違い、「体験型研修」と呼ばれます。
講義型と体験型には、いくつかの違いがあります。今回はその中で、人材育成の設計において重要な指標となる両者の「学習効率」について比較してみます。
「講義型研修」と「体験型研修」の違い
対面型研修は、大きく分けて2種類に分類することができます。
1つが、座学やセミナーなどの講義型、そしてもう1つが、ビジネスボードゲームなどの体験型です。まずは、それぞれどのような研修の種類があるのか見てみましょう。
講義型研修…「一方向的な講師の話」を元に進行する学習スタイル
例:講義、セミナー、座学など
体験型研修…「双方向的な受講者の発言や行動」を元に進行する学習スタイル
例:ビジネスボードゲーム、ワークショップ、ケーススタディなど
今回は、3つの客観的根拠から、講義とボードゲーム型学習の「学習効率」について比較してみます。
ラーニングピラミッド
学び方によって、学習内容の定着度合いがどのように変化するかを示したものに、「ラーニングピラミッド」という考えがあります。
その「ラーニングピラミッド」によると、講義での学習は定着率が5%しかありません。
一方、体験型学習の中でもさらにリアルな疑似体験が可能な、ビジネスボードゲーム型の研修は、最大25倍の75%の定着率があることがわかります。
脳の記憶メカニズム
学習内容を長期的に記憶するシステムとして、
「エピソード記憶」「意味記憶」「手続き記憶」「プライミング記憶」
の4種類があります。
講義型研修では、「意味記憶」にしかアプローチすることができませんでした。
しかし、体験型研修、特にビジネスボードゲーム型学習では、それ以外に「エピソード記憶」「手続き記憶」にアプローチすることができるため、学習内容が長期的に記憶に残りやすい仕組みになっています。
デービッド・コルブの経験学習モデル
より深い学びを得るための学習サイクルの理論として『経験学習モデル』というものがあります。
人は経験・省察を繰り返すことでより学べるという考え方を、「経験学習」と呼びます。
組織行動学者デービッド・コルブはこれを、「講義型学習」と対比し
「経験→省察→概念化→実践」(上図)という4段階の学習サイクルで表現しました。
マーケティングタウン研修は、研修プログラムをこのモデルに基づいて設計されているため、
短時間で、失敗体験や成功体験を成長に変える学びを得ることができます。
学習効率がいいビジネスボードゲーム型学習
以上の3つの客観的根拠から、講義型研修と比べてビジネスボードゲーム型研修はより学習効率が良いということがおわかりいただけたかと思います。
従来の企業研修では、「講義型」が学習手段の主流でした。
しかし、近年は労働人口の減少から、従業員一人ひとりの生産性が重要視されています。そんな中、よりコストパフォーマンスに優れた「体験型研修」をうまく研修に組み込む必要があります。
人材育成見直しの際には、「ビジネスボードゲーム型」も検討してみてはいかがでしょうか?
弊社では、人材育成の全体設計についてのご相談も受け付けております。
詳しくは、こちらから研修プランナーにご相談ください。
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