若手社員に経営視点を。ゲームでの実践と自社の中期経営計画の読み解きで経営への関心を高める | Marketing Town(マーケティングタウン)
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導入企業インタビュー

若手社員に経営視点を。ゲームでの実践と自社の中期経営計画の読み解きで経営への関心を高める

安心・安全で豊かな社会の実現を支える、様々なコミュニケーションを事業領域とする

NECネッツエスアイ株式会社では、ネットワークソリューション事業本部の入社5年目社員を対象にMarketing Townを導入いただきました。

 

NECネッツエスアイ株式会社

 

ネットワークをコアとするICTシステムに関する企画・コンサルティングや設計・構築などの提供、および日本全国にわたるサポートサービス拠点による保守・運用、監視サービスならびにアウトソーシングサービスを提供

 


ネットワークソリューション事業本部ビジネス開発本部 高山 様
ネットワークソリューション事業本部事業企画本部人材開発G 井口 様
ネットワークソリューション事業本部事業企画本部人材開発G 舛井 様

 

導入の目的

 

マーケティングタウン編集部(以下、編集部):
今回マーケティングタウンを導入いただいた目的を教えていただけますか?

 

高山様:
当社では、若手社員の早期登用が必要という考えを持っています。
近年は、市場環境が大きく変化しており、従来のビジネスモデルでは適応出来なくなっています。
また、お客様のニーズも日々変化している為、自分たちも変化に対応していく必要があります。
そのため、若手や女性の活躍の場を作り積極的に登用することが重要だと考えています。

 

そのような背景がある中で、特に若手社員の「ビジネス観点」や「視座を高める」、「変化に対応できる力」を養う研修の機会として、Marketing Town研修を活用しており、2021年の実施開始から今年で3年目の実施となります。

 

編集部:
若手社員の中でも研修ではどのような方を対象とされているのでしょうか?

 

井口様:
入社5年目で次世代を担う若手社員として、当社のネットワークソリューション事業本部員の全職種(技術職や事務職)を対象としています。
当社では、入社3年目まで技術教育や階層教育を行っています。その後も適宜教育は行っておりますが、主任になるのは概ね7〜8年目である為、それまでに「経営視点」を持って欲しいという狙いがあり、5年目を対象に実施をしています。

 

編集部:
導入の決め手となったポイントはどのようなものがありましたか?

 

高山様:
「新しいものを生み出す」ことが重要である中で、若手社員に何をさせれば意識や行動が変容するか考えていた時に、「ゲーム」という要素が興味を惹くきっかけになるのではと思いました。その先にマーケティングや財務、経営戦略があれば、興味から自分自身で深堀りして考えるのではと思いました。一方通行型の教育では、記憶として残りづらい為、興味や関心を持って取り組み、自分の意識や行動の変容に繋がる教育が出来ればと思い導入に至りました。

 

井口様:
経営視点を持って業務遂行をする意識づけだけでなく、同世代の共通認識を持たせる為、早期に学ばせたいという目的もありました。数字や根拠を持って対応出来ることに期待をして実施に至りました。

実際にマーケティングタウン研修を実施してみて

 

編集部:
実際に研修を実施していかがでしたか?

舛井様:
研修後には「業務実践のフォロープログラム」として、受講者が「研修で学んだ知識を自身の現場や業務で活用し、どのような課題解決をしていきたいか」を宣言して頂きました。
そのレビューでは、「上司に担当プロジェクトの費用について、なぜその数字になったかという根拠やそれを踏まえた改善提案を説明出来た。」という回答がありました。自身の現場や業務において、意識して実践出来た事は、研修の効果として見られました。

 

編集部:
昨年度は受講者として参加いただきましたがいかがでしたか?

 

舛井様:
私もそうでしたが、「経営視点を身に付ける」と言わると「難しそう」と構えてしまいます。しかし、Marketing Town研修では、ゲームを通して会社経営の疑似体験が出来る為、一方通行型の教育と比較してイメージしやすかったです。また、その会社経営の中でうまく出来た事、出来なかったことが1つの体験として記憶に残る為、知識定着にもつながると思いました。
そして、研修を通して同世代との交流も図れた為、現在はその時のメンバーと部門間プロジェクトを担当しており、実業務へのシナジー効果も感じられています。

 

井口様:
今年で3年目の実施となりましたが、Marketing Town研修では、当社の希望に対し、カリキュラムや難易度のブラッシュアップを取り込んで頂いております。今年度は、当社の「中期経営計画」や「決算資料」を用いて、受講者が自社の経営に対してより興味や関心を持てるようなカスタマイズを提案して頂きました。研修の企画を一緒に考えて下さることは、大変ありがたいと思っています。

 

今後の人材の活躍に向けた取り組みについて

 

編集部:
それでは最後に、今後の人材の活躍に向けた取り組みについて教えていただけますか?

 

高山様:
当社では『出る杭』というグループ社員全員が参加できるアイデアピッチコンテストの取り組みを行っています。今年は約160チームの応募があり、アイデアベース、ビジネスプランベース、事業化ベースから最終的にいくつかのアイデアが事業化に向けて進行中です。また、その他にも、『SAKIGAKE』という活動で、ベンチャーマッチングなど実践型の取り組みにも注力しています。

 

今までは業務をこなす、技術を蓄えて運用する事がメインでしたが、顧客の事業を作るという目線や目先だけではない視点を持たせていこうと考えています。時代の変化に伴い、求められるものが増えており、うまく対応していかなければ会社として存続出来ない状況にあります。そうならない為には、何よりも「人材」が重要です。様々な事に対して、外向きの意識が出来るように、今後は自分たちでやっていけるようにやってみる!みんなと共にやってみる!そんな活躍のシーンを増やしていけたらと考えています。

 

 

 

 

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