導入企業インタビュー
スマートフォン用のニュースアプリを提供するスマートニュース株式会社では、2021年に初の新卒採用を行い、その研修としてマーケティングタウンを導入いただきました。
スマートニュース株式会社
経済やエンタメ等、幅広いジャンルのニュースを独自のアルゴリズムとインターフェースを通じてユーザーへ届けるニュースアプリを提供。
Talent & Organization Development マネージャ 今枝 様
Talent & Organization Development アシスタント 阿部 様
導入の目的
マーケティングタウン編集部(以下、編集部):
今回マーケティングタウンを導入いただいた目的を教えていただけますか?
阿部様:
2021年に初の新卒社員が入社したため、その新卒研修の一環としてマーケティングタウンを導入しました。
新入社員向けの研修では、中途入社の社員向けの研修プログラムはあったものの、新卒の研修では必要なプログラムや要素が異なるため、どんな要素・内容何が必要なのかを考え、決まったのが以下の2つです。
・仕事をする上での基礎知識の習得
・既存社員との関係づくり
特に今回は初の新卒ということで、会社全体として新卒のメンバーを迎え入れるための環境づくりが重要だと考えていたので、何かしらの既存社員との交流が図れるプログラムは必須の要素でした。
導入のきっかけと決め手
編集部:
マーケティングタウンの導入のきっかけと決め手は何だったのでしょう?
阿部様:
以前に当社のメンバーから「こんな研修があるのでやってみたい」とマーケティングタウンを紹介されたことがあり、マーケティングタウンを知っていました。
今回の新入社員向け研修プログラムではコミュニケーションや交流も重要視していたので、「ボードゲームを活用したマーケティングタウンは相性が良いのでは」と思ったのがきっかけです。
当初はコミュニケーションを中心としたカジュアルなものも検討していましたが、マーケティングや財務などのビジネスの知識や、会社の仕組みをしっかり学習できるという点に魅力的だったので、マーケティングタウンを導入しました。
導入プログラム
編集部:
今回の研修ではどのようなプログラムを組まれたのでしょう?
今枝様:
研修の日程の中で、マーケティングタウンは2日間の日程を組みました。それぞれの内容は以下の通りです。
- 1日目:マーケティングとコミュニケーション
- 2日目:財務とリーダーシップ
両日程とも、午前中をインプットの講義時間、午後をボードゲームを通じたアウトプットの時間に充てました。
研修のテーマは配属予定の部署も加味しながら決めました。特にマーケティングと財務の知識は、これから仕事を進める上で全員に知っておいてほしい「会社の仕組み」を学べる領域だったので、ぜひマーケティングタウンで体験しながら学んでほしいなと考えました。
既存社員との交流も目的でしたので、新卒とそのメンターとなる既存社員にも参加してもらいました。
研修の効果
編集部:
実際に研修を実施していかがでしたか?
今枝様:
事前にデモとして私が体験させていただいた際は「実際に研修として実施するとどうなるんだろう?」と、正直イメージしきれていなかったのですが、始まってみると参加者がとても集中していて想像以上にヒートアップして真剣に取り組んでいました。
新卒社員は緊張してしまうかなと思っていたのですが、ボードゲームという形式だったこともあり、リラックスしてコミュニケーションが取れていたようです。
編集部:
参加された方からの声などはありますか?
今枝様:
既存社員からは、新入社員が自信を持って発言できていたり、積極的にディスカッションに参加できていて良かったという前向きなコメントがありました。新卒社員からも、ボードゲームを通じて知識が習得できただけでなく、メンターとなる先輩社員とコミュニケーションが取れたことで、今後のコミュニケーションが取りやすくなったとの声がありました。
他の研修との違い
編集部:
実際に研修を終えてみて、他の研修との違いは感じられましたか?
今枝様:
まずは、研修の環境づくりがすごく面白いなと思いました。
他の研修ですと、座学形式のインプットがメインとなって、アウトプットは少しディスカッションをする程度、という形式が多いですよね。一方でマーケティングタウンでは、アウトプットがメインで、そのアウトプットも単なるディスカッションではなく、参加者同士で一緒に考えて、行動していく、新しい学び方だなと感じました。
また、アウトプットも企業経営を疑似体験するという形式であったため、習得した知識を実践に近い形ですぐに出せるのがとても良かったです。従来の研修とは違ったインプットとアウトプットを兼ね備えた、研修と感じさせない学びの場だと感じました。
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